デング熱?病院に付き添いしました。(後編)
■前回のあらすじ
パラワン留学3日目にしてデング熱の疑いありの生徒さんを病院に連れて行く。
デング熱ということがわかり、入院を強く薦められるも、拒否。
入院せずに学校ホテルに帰宅しました。
その後のお話です!
点滴だけをして欲しい!
アドベンティスト病院で貰ったデング熱の薬を飲んで数日間ゆっくりする。
点滴をしたあとはすごくカラダがラクになるみたいで、生徒さんは点滴だけしたいという希望。
点滴だけを求めて今度は近くのMMC病院にお連れする。
何もいらない、点滴だけしてくれ!と訴える
MMG病院はホテルからトライシクルで約5分。
とても近いです。
デング熱だと最初っからここにすればよかったんじゃないか?とも思えるが…それは今だから言えること。
何の病気がわからない時は、やはり最高の病院で診てもらいたいものだろう。
MMG病院では、まず受付に行って、デング熱の検査をすでに終えたことを伝える。
その後、『診察も何もいらないから点滴だけしたい!』ことを伝えました。
こんなわがままな外国人の患者をかつて対応したことがあるだろうか?
と自分の中では感じたが、生徒さんの為なら何でもするぞ!という気持ちだけで私は動いていた。
受付「まずは、検査してデング熱かどうかを調べないといけません」
私「はい、これデング熱陽性の検査結果です。他の病院でやってきました、でも、入院するお金がなかったんです」
とりあえず、必要のない診断や検査で費用を請求されない為にお金がないフリをする。
受付の人はそのデング熱陽性の紙をみて、ではこちらでお待ちくださいと言う。
待つこと約1時間、やっと私たちの番になりました。
そして、点滴を打ってくれました。
点滴を打っている時に、看護師さんが私に点滴の交換方法、点滴のスピードの調整の仕方などを教えてくれました。
どうして私にそのような説明をするのか最初はわかりませんでしが…
点滴の針をさしてもらって、液を落とすと、
看護師「はい、じゃあ帰っていいよ!」
私達「え?点滴終わってないじゃん?」
看護師「だから、点滴を取り替える方法をさっき教えたよね?」
私「ごめん、もう一度教えて…」
次は、点滴の取替え方法と点滴を落とすスピードをきちんとメモしました。
予備の点滴を2本購入することもできました。
なので、合計3本です。
これは、ありがたい!
そして、点滴をぶら下げたままホテルに帰りました。
初めての介護・看護サポート
- 食事のお世話
- 買い物
- 点滴交換
ホテルでこの3つが私のサポートでした。
正直大変でした。
ただ、デング熱にかかった生徒さんはもっと苦しんだことでしょう。
完全介護の結果、約8日間でデング熱から回復しました。
この時は、本当にうれしかったです!